入学者選抜情報

関東学院大学社会学部

社会をデザインする
社会をデザインする
DESIGNING SOCIETY
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DESIGNING SOCIETY

社会をデザインする
多様な人々が「違い」によって否定されることなく、生活していくことのできる社会構築の方法が求められています。
社会学部では、いま起こっている社会問題の原因を分析し、解決していくための方法を探っていきます。
人間の多様性を理解する力は、意図的に訓練を行わなければ身につきません。
対話と相互理解を目標とするコミュニケーションのスキルを磨いていく必要があります。
社会学部では、大学4年間での教育と訓練を通じて「多様な存在である個人」を理解し、尊重することができ、
実際に社会問題を解決していく方法を考案できる実践力のある人材の育成をめざしています。

ACTIVE IN SOCIETY 社会で活躍する

関東学院大学では、社会で活躍し、自分の将来や生き方を知ることができるようにするために、キャリア形成を目的とした科目を全学で用意しています。
また、学部の特性を生かした進路・就職のサポートを充実させています。

LEARNING MAP 学びマップ

私たちは、学生のみなさんが大学時代を通じて、それぞれの目標をめざして大いに活躍することを期待すると同時に、社会に出てからも大いに成長できたと実感することを念願しています。日々の講義や課外活動、多種多様な行事に参加し、多くの友人と語らう中で、学問を中心に成長力を示して欲しいと考えています。
UENO JUNKO
上野 淳子 ウエノ ジュンコ
准教授
担当科目
NPO・ボランティア組織論、NPO・市民活動支援、社会情報処理Ⅰ・Ⅱ 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
市民社会/社会運動論、大都市の社会学
最終学歴
上智大学大学院文学研究科社会学専攻(博士後期課程)
研究テーマ
グローバル化時代の都市開発と政策、市民社会組織の研究
研究活動
「「世界都市」後の東京における空間の生産〜ネオリベラル化と規制緩和をめぐって 」(単著 『経済地理学年報』63(4) ‘17)
「「都心回帰」下の東京都心における建造環境の更新とコミュニティの変容〜東京都中央区の事例から」(共著 『桃山学院大学社会学論集 』51(1) ‘17)
「他出子の訪問の社会的効果とその条件〜山村における人口流出と社会階層、地域労働市場の関係」(単著 『桃山学院大学社会学論集』50(1) ‘16)
「東京都の「世界都市」化戦略と政治改革〜開発主義国家がネオリベラル化するとき」(単著 『日本都市社会学会年報』28 ‘10)
e-mail
ueno@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
何かを「理解する」ことは、理解する前と後で自分が全く変わるということだ。そう言った人がいます。何かを理解したことによって、世界をみる眼差しが根本から作り替えられる。それは自我を揺るがすような体験になる、というわけです。ちょっと怖いような気もしますが、自分を揺さぶるような「理解」に到達することはきっとワクワクする体験になるはずです。みなさんが本学で心躍る「理解」を獲得できるよう願っています。
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ISHIKAWA TOKIKO
石川 時子 イシカワ トキコ
教授
担当科目
社会福祉学概論、ソーシャルワーク演習、ソーシャルワークの理論と方法 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
ソーシャルワーク、援助の原理と倫理、パターナリズム
最終学歴
首都大学東京大学院人文科学研究科社会行動学専攻 / 博士(社会福祉学)
研究テーマ
ソーシャルワーク理論、自己決定/意思決定の理論的研究
研究活動
「ソーシャルワーク倫理綱領の変遷と『社会変革』の一考察」(単著 関東学院大学人文学会紀要’21)
「子どもの貧困からみた自己責任論の検討」(単著 関東学院大学人文学会紀要’20)
「能力としての自律〜社会福祉における自律概念とその尊重の再検討〜」(単著 社会福祉学50(2) ‘09 日本社会福祉学会学会賞受賞)
e-mail
ishikawa@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
自分のできること、やりたいことを拡げてほしいです。
私の二人の祖父は、二人とも大変学業優秀でしたが、幼少期に父親を亡くし、貧困や戦争のために満足な教育を受けることが出来ませんでした。晩年、祖父らが「勉強したかった」と話すは、教育とは限られた時代と環境を生きることができる者の贅沢品である、と私に印象付けました。私自身の受けた教育は、ほんの少しのきっかけでそれを失ったかもしれません。世界中では、特に女性の教育機会は未だ困難なものであり、また日本でも経済格差や子どもの貧困が注目されるようになりました。皆さんには、大学教育を通じて様々な問題について学び、自身の置かれた環境を再考するとともに、自分が社会に対して何をすることができるか、社会福祉が何を成しえるか、を一緒に考えていってほしいと思います。
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KOYAMA HIROMI
小山 弘美 コヤマ ヒロミ
教授
担当科目
都市社会学、まちづくり論、社会調査演習 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
都市社会学、コミュニティ論
最終学歴
首都大学東京人文科学研究科博士後期課程 / 博士(社会学)
研究テーマ
住民主体のまちづくり、町内会・自治会や市民活動・NPOなどの地域組織
研究活動
「地域参加を増進するには〜地域活動における男性の不利と女性の不利を考える」稲葉陽二編著『ソーシャル・キャピタルからみた人間関係〜社会関係資本の光と影』(単著 日本評論社’21)
『自治と協働からみた現代コミュニティ論〜世田谷まちづくり活動の軌跡』(単著 晃洋書房’18)
「『まちづくり』に踏みこむ意義と限界」(文貞實・山口恵子・小山弘美・山本薫子編著『社会にひらく社会調査入門』ミネルヴァ書房’23)
「危機に対応するネットワーク型コミュニティ」(祐成保志・武田俊輔編『コミュニティの社会学』有斐閣’23)
e-mail
hkoyama@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
「自分はこれに取り組んだ!」といえるようなものを大学生活4年間で1つつくろう
大学生活は長いようであっという間に終わってしまいます。何か1つでも意識をもって取り組めるといいですよね。そういう私は大学時代ダンスサークルに打ち込んでいました。その時に学んだことはできないことを恥ずかしがらずにみんなの前で努力していくという事です。勉強や学問も同じだと思っています。このくらいでいいやと思っていると本当にそこまでしか伸びません。手足をもう一歩大きく外に広げて、少し大きく踊れるように努力していくと、大学4年間で本当に伸びていきます。皆さんが成長していく姿が見られることを楽しみにしています。
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JEONG HEESEONG
鄭 煕聖 チョン ヒソン
准教授
担当科目
ソーシャルワークの基盤と専門職、高齢者福祉論 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
高齢者福祉論、ソーシャルワーク論
最終学歴
同志社大学大学院社会学研究科 / 博士(社会福祉学)
研究テーマ
高齢者のセルフ・ネグレクトに至るメカニズムとその支援システム、介護サービスの質評価
研究活動
「介護サービス利用者の社会関係資本と生活満足度および人生満足度との関連」(共著 評論・社会科学’20)
『独居高齢者のセルフ・ネグレクト研究〜当事者の語り』(単著 法律文化社’20)
「独居高齢者のセルフ・ネグレクトに影響する要因とそのプロセス〜当事者の語りに着目して〜」(単著 社会福祉学’18)
「高齢者のセルフ・ネグレクトに関する―考察」(単著 関西社会福祉研究’18)
e-mail
hjeong@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
フランスの哲学者であるサルトルによると、人生は、“B to D”だそうです。Bは誕生(Birth)であり、Dは死(Death)です。そして、BとDの間にはCがあります。Cは、選択(Choice)のことをいいます。つまり、私たちの人生の中にはさまざまな選択肢があり、その選択の延長線上に生きているとのことです。何を選択するかによって、私たちの人生は大きく変わります。もし、皆さんが「否定」ではなく、「肯定」を選択すれば、いかなる選択でも皆さんの人生は幸せになっていくのではないでしょか。
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ONUMA HARUHI
小沼 春日 オヌマ ハルヒ
教授
担当科目
地域福祉の 理論、地域福祉の 方法ソーシャルワークの基盤と専門職 II 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
地域福祉の理論と方法、 ソーシャルワーク方法論(メゾ領域)、 福祉情報
最終学歴
立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科コミュニティ福祉学専攻博士課程 / 博士(コミュニティ福祉学) / 博士(コミュニティ福祉学)
研究活動
「地域のネットワーク及び地域アセスメントの現状と課題に関する研究」(単著 藤女子大学QOL研究所紀要 13号-1 ’18)
「わが国の地域福祉の理論化・方法論化に関する研究―地域支援場面における共通アセスメントツール開発に向けての論点整理」(単著 藤女子大学人間生活学部紀要55号 ‘18年)
「地域包括ケアの実現に向けた生活圏域単位での社会資源情報の可視化に関する調査研究」『福祉情報研究』10号(単著 日本福祉介護情報学会 ‘14)
e-mail
haruhi@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
部屋を片付けていたら、自分が大学1年生だった時の「レポート」が出てきました。手書きのプリントでした。当時の私は、一体どんなことを書いたのか、改めて読んでみました。すると、現在の自分と全く同じ「考え」が書かれており、自身の普遍的な「根幹」になっていることを再認識しました。学生の皆さんにとって、この4年間の大学生活は、今後の長い人生の「基盤」をつくる、とても大切な時間だと思います!
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ARAI KATSUYA
新井 克弥 アライ カツヤ
教授
担当科目
メディア社会論、集合⾏動論、メディア・コンテンツ演習 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
メディア論、⽂化社会学、若者⽂化論
最終学歴
東洋⼤学⼤学院社会学研究科
研究テーマ
情報化に伴う社会⾏動・社会意識の変容
研究活動
「地域イメージ、その想像から創造へ〜郷土かるた『ひむかかるた』の学校教材としての可能性」(単著 関東学院大学人文科学研究所所報’20)
『ポケモンGOからの問い〜拡張される世界のリアリティ』(共著 新曜社‘18))
『21世紀の若者論〜あいまいな不安を生きる』(共著 世界思想社‘17)
『ディズニーランドの社会学〜脱ディズニー化するTDR』(単著 青弓社‘16)
e-mail
katsuya@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
大学4年間を一緒に学び成長していこう。
大学生活は、勉強であれ、遊びであれ徹底的に打ち込むことが出来る期間。この四年間をこれからの人生のために有効に活用してください。何事にも一生懸命にやっていこうとする人を、こちらも一生懸命サポートしていきたいと思っています。
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NISHIMURA TAKANAO
西村 貴直 ニシムラ タカナオ
教授
担当科目
社会保障論Ⅰ,Ⅱ、公的扶助論、社会福祉政策論 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
貧困問題、公的扶助制度
最終学歴
東京都立大学大学院社会科学研究科社会福祉学専攻博士後期課程 / 博士(社会福祉学)
研究テーマ
貧困問題に対する理論研究
研究活動
「フィリピンにおける高齢化の現状と社会的保護プログラム」(単著『関東学院大学人文学会紀要第143号』’20)
「「子どもの貧困」問題の再検討」(単著『関東学院大学人文学会紀要第135号』’16)
「貧困の政治における〈他者化〉~概念とプロセス~」(単著『関東学院大学人文学会紀要第132号』’15)
『貧困をどのように捉えるか〜H・ガンズの貧困論』(単著 春風社’13)
「フィリピンにおける条件付き現金給付(CCT)の意義と課題」 (単著『関東学院大学人文学会紀要第146号』’22)
e-mail
takanao@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
私が主な研究対象としている「貧困」とは、生きるために必要とされる様々な「モノ」が、恒常的に不足・欠乏し、生活に困窮した状態のことをいいます。現代社会においては、必要な「モノ」は、お金を払って購入することが一般的であるので、貧困を、まずは「お金がない」状態として理解することもできます。だから貧困についての研究は、わたしたちが暮らすこの社会の中に、なぜ必要な「モノ」を買う「お金」がない人が生み出されてしまうのかについて考えることから始まります。そして、貧困におかれた状態が長期にわたった場合、その状態にある人々にとっては、不安定な健康状態や精神的ストレス、生活習慣の解体、あるいは十分な教育が受けられない等、様々な生活問題をひきおこすことがあります。貧困についての研究は、生活に困窮した人々が様々なかたちで直面する苛酷な状況に焦点を当て、どのようにすればその状況は改善されうるのかを問い直す作業であるという側面を必然的にもつことになります。
 貧困という「問題」へのアプローチの仕方には様々なものがあると思いますが、とりわけ私が興味を持って考えているのは、先進国の一員として「豊か」になったはずのわが国において、しかも誰もがそれを「解決すべき」とか「なくなってほしい」と考えている(はずである)にも関わらず、なぜいまだに貧困が存在し続けているのか、ということです。このことについては、ぜひみなさんとも一緒に考えていきたいと思っています。
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MASAYUKI FUJINE
藤根 雅之 フジネ マサユキ
准教授
担当科目
社会調査の基礎、教育と社会、学校と教育問題 他
所 属
社会学部現代社会学科
専門分野
教育社会学
最終学歴
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程 博士(人間科学)
研究テーマ
オルタナティブ教育,フリースクール
研究活動
「「教育の公共性」論の再検討〜差異の抑圧と排除,矛盾・価値対立の鎮圧」(単著 大阪大学大学院人間科学研究科紀要47’21)
「オルタナティブスクールの連携の技法〜傘となる集合行為フレームの創発過程」(単著 教育社会学研究104’ 19)
「オルタナティブスクールの組織間ネットワークと市民的公共性」(単著 社会教育学研究51(2)’ 15)
e-mail
fujine@kanto-gakuin.ac.jp
メッセージ
大学での学びは自分で「問い」を見つける必要がある,などと言われることがおそらくあります。しかし,いきなり「問い」を立てろと言われても難しいと感じないでしょうか。「問い」とは何も大それたものである必要はありません。とても些細なものでも,「そんなこと考えてなんの意味があるの?」と言われそうなものでもいいでしょう。生きているとなかなか「問う」という時間や余裕はもてないものです。そんな中で少しでもいいので,「問い」を探すことを意識してみませんか。
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