国際社会福祉演習(秋学期)の目的は、国際ソーシャルワークや多文化共生に関する知識とスキルを身につけることです。海外の社会福祉を学ぶことで、日本の枠組みを超えた視点から社会福祉を理解し、捉え直す機会を提供します。
今年度の演習では、韓国を訪れ、地元の社会福祉施設や地域を訪問するだけでなく、有識者による講演会や韓国江陵原州大学との学術交流セミナーなどを通じて、その国の特徴や文化を学びました。
事後学習としては、事前学習と韓国でのフィールドワークで得た知識をグループでディスカッションし、様々な方法で振り返りを行います。
• 第1回学術交流セミナー(2023年10月30日)
韓国フィールドワークの期間中に、関東学院大学社会学部と江陵原州大学社会福祉学科の「第1回学術交流セミナー」を開催しました。江陵原州大学の李先生より「韓国の社会福祉の現状と展望」に関する講演があり、その後、両大学の学生たちからも行われました。
• 第2回学術交流セミナー(2023年12月8日)
2023年12月8日には、江陵原州大学の教員や学生が関東学院大学を訪問し、「第2回学術交流セミナー」を開催しました。今回のセミナーでは、江陵原州大学の朴先生より「COVID-19パンデミックと韓国人の精神健康」についてご講演をいただきました。また、前回と同じく、学生たちによる実習報告の発表が行われました。
• 関東学院大学社会学部–江陵原州大学社会福祉学科の交流協定締結式
このような大学間の学術交流セミナーを経て、2023年12月8日に関東学院大学社会学部と江陵原州大学社会福祉学科の間で『学術協力協定』を締結する運びとなりました。この協定により、両大学は相互の知識や経験を活用し合い、社会福祉分野における協力関係を深めることが期待されています。