2023年8月5日（土）と8月6日（日）の二日間、金沢八景キャンパスにて夏のオープンキャンパスが開催されました。
　社会学部では、学部紹介・体験授業の他に「学別企画」として、8月5日には「先輩たちが語る社会学部での学び －ゼミナール・研究編」、8月6日には「先輩たちが語る社会学部での学びー資格・キャンパスライフ編」を実施し、社会学部の在学生が社会学部での研究活動やキャンパスライフについてのプレゼンテーションを行いました。
　ここでは、8月5日の内容を少しだけ紹介します。
　
　8月5日の企画（「先輩たちが語る社会学部での学び －ゼミナール・研究編」）では、最初に社会学部におけるゼミナール活動の概要や配属方法についての説明があり、その後に新井ゼミナールと細田ゼミナールによる研究成果のプレゼンテーションが行われました。

メディア論を専攻する新井ゼミナールは、「もう、テキトーなパワポやめない？～伝達力あるスライドの作り方を考える～」というテーマで、「わかりやすいプレゼン」のためのパワーポイント作成方法に関する研究成果を報告しました。わかりやすいプレゼンに最も重要なのは「思いきってシンプルにする」こと。より実践的なポイントとして、「結論は最初に示す」こと、「統一感で聞き手の負担を減らす」こと、「説明は視覚的に行う」こと、という３つの工夫がわかりやすいプレゼンを進めるうえで重要になるということについて、さまざまな「悪例」と「良例」の比較を交えながら説明されていました。

　社会心理学を専攻する細田ゼミナールでは、「恋愛と結婚の違い」というタイトルのプレゼンテーションが行われました。この内容は、細田ゼミ生14名を対象に実施した、「個人が結婚と恋愛に何を求めているか」を可視化し比較する「実験」の結果と考察をまとめたものです。その具体的な成果については、相手に求めるものとして、「恋愛」では“容姿”や“二人の時間の過ごし方”といった「現在」にフォーカスする要素が重視され、「結婚」では“家事への積極参加”や“収入の使い方”のように家族の「将来」にフォーカスする要素が重視されるという興味深い内容が示されました。

　この２つのゼミを含め、社会学部ではすべての専任教員がゼミナールを開講しています。詳しい内容については、「教員紹介」をご確認ください。