「タイガーマスク運動」や東日本大震災で親を亡くした子どものことが社会的な話題になったとき、「里親」ということばがよくメディアに登場していました。そこで、今回は、以前に私が書いた「もっと里親を知って欲しい」の続編を書くことにしました(「里親って何?」という方は、2009年12月3日vol.25をご覧ください)。
里親養育を知るため、私が担当しているゼミナールでは、ここ数年、「里親さんに訊いてみよう」と銘打って、里親さんをお招きし、ゼミ生によるインタヴューをしています。2010年度も、ゼミ生たちはがんばって本を読み、その中で持った疑問を里親さんにぶつけました。
※ ゼミ生主体で臨んだ「里親さんに訊いてみよう!」(川崎市にご協力いただきました)
こうした経験を通してゼミ生たちは、里親養育の大変な部分とともに、里親だからこそ味わえる喜びや充実感、そして、何より子どもにとって必要なものは何なのかに気づき、さらには、どうしたらそうした親や実践家になれるのかということを考えるようになります。
※ 里親に関する学術書、体験談、ルポ、物語、雑誌など
ちょっと面白そうではありませんか? 関心があれば、ぜひ近くの児童相談所で、里親さんの話を聞く機会がないか、訊ねてみてください。きっとどこでも里親さんは喜んで話をしてくださると思います。