「事件は会議室で起きてるんじゃない!」という劇画中のセリフが一世を風靡したことがありますが、社会福祉を学ぶ上でも、少しの時間と交通費と事前学習という手間暇をかけて、教室の外に飛び出し、福祉的支援が行われる現場に出かけてみることが大切です。
わたしが担当する3年生のゼミでは、夏休み期間中に施設見学へ行くようにしています。そうすると、教室の中で学んだものがリアルに見え始めるようになります。そして、「現場に行ったとき、もっとこんなことをインタビューしておけばよかったなぁ」「現場に行く前に、もっとこんなことを下調べしておいたらよかったなぁ」と思うようになります。それは、「世界が広がる」という体験にほかなりません。
もしもあなたが社会福祉を学びたいなら、ぜひ現場の風を感じる機会を逃さないでください。
※大学にいちばん近い区役所の福祉部門を訪問。卒業生の中には、公務員として、市民生活を守っている人も少なくありません。
※赤ちゃんが暮らす施設内の一室。研究テーマにあわせて、いろいろな施設を訪問します。
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現場の風
教員コラム
2017.11.17