関東学院大学文学部現代社会学科山口ゼミの学生は、葉山町社会福祉協議会が2013年3月からおこなっている介護者支援協働事業に参加しています。
この事業は、農作業を通して在宅介護で孤立してしまう介護者と地域社会との交流をはかる為のものです。農作業をおこなう畑は、関東学院大学金沢文庫キャンパス図書館前にあります。その他に葉山町にも2カ所あります。
活動当初は、関東学院大学文学部現代社会学科山口ゼミ、介護者、葉山町社会福祉協議会、地域住民、アロマセラピストの「5つの繋がり」で、ハーブとさつまいも作りをおこないました。活動開始から1年以上経った現在では、これまでの「5つの繋がり」から、高齢者、子育て世代、企業、障がい者が加わり、「9つの繫がり」になりました。
参加者で育てたホーリーバジル(ハーブ)を、洋菓子店と障がい者の方とともにハーブクッキーとして商品化したり、ベーグル店とコラボしてハーブベーグルを作り、昨年開催した大学祭で提供したりと、地域の飲食店や障がい者の方と協力して商品開発も進めています。
現在では、じゃがいも、かぼちゃ、ひまわり、ホーリーバジルを育てています。収穫後は、かぼちゃはパンプキンスープに、ホーリーバジルはハーブベーグルを作る予定です。また、ひまわりは葉山町社会福祉協議会が参加している「福島ひまわり里親プロジェクト」により種を購入したもので、学生たちがひまわりを育てた後、種を採取し福島県に送り調理油や自動車の燃料として活用して頂きます。
これまでの活動に対して、今年度より文学部現代社会学科地域連携・ボランティアセンターが支援していくことになりました。今後は繫がりが更に広がるように、みなさんへ情報発信していきますのでご期待ください!
育てたホーリーバジルを利用したクッキーが商品になりました。
育てたホーリーバジル使い、昨年の大学祭でハーブベーグルを販売しました。