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2024年度 小沼ゼミ活動(春学期)の紹介

教員コラム
2024.09.05
現代社会学科
小沼 春日

今回のコラムは、小沼ゼミ生による調査研究活動(春学期)について紹介します。
2024年度のゼミ活動は、「社会福祉法人 北海道富良野市社会福祉協議会(以下、「富良野市社協」と略)の地域福祉実践」をテーマとしています。進め方は、①北海道富良野市の地域特性並びに富良野市社協の実践を把握のための既存資料分析、②富良野市社協の「内部環境」を具体的に把握するのための訪問ヒアリング調査(一部オンライン実施)、③富良野市社協として今後の取り組むべき課題をSWOT分析により抽出、地域福祉を学ぶ学生の視点から今後の解決策を考える、の3段階としています。
5・6月は、もっぱら北海道富良野市、富良野市社協の各種資料(文献、HP等)について、学生同士で分担し、可能な限り収集・分析を行いました。さらに、富良野市社協の「内部環境」、とりわけ「強み(Strength)」に着目し、訪問ヒアリング調査項目に関する検討を重ねてきました。



この夏(8月)、現地調査を希望する学生を中心に、実際に富良野市社協に赴き、訪問ヒアリング調査を行いました。訪問当日は、学生主体による❶春学期の小沼ゼミ活動の概要(中間報告)プレゼンテーション、❷富良野市社協地域支援課の桝竹さんへのヒアリング、❸参加学生による質疑応答・意見交換、を実施しました。担当の桝竹さんから、学生のゼミ活動の努力を大変評価していただき、富良野市社協としての「地域づくり」の取り組みの実際について、貴重なお話を多く聞かせていただきました。今回の訪問調査を通して、既存資料では読み取れない、本質的な課題に接近することができました。

いよいよ、秋学期には、春学期の文献調査と夏の実態調査の成果を踏まえ、ゼミ活動のまとめを行なっていきます。11月には、社会学部ゼミナール活動報告会及び富良野市社協への最終報告のプレゼンテーションを実施する予定です。

SWOT分析:「SWOT」の呼称は、組織の内部要因である「強み」(Strength)、組織の内部要因である「弱み」(Weakness)、外部環境で今後の可能性やチャンスを示す「機会」(Opportunities)、外部環境で今後のリスクや厳しい状況を示す「脅威」(Threat)の頭文字からきており、この「内部要因(強み・弱み)」と「外部環境(機会・脅威)」をクロス分析し、組織固有の戦略を立案する手法として幅広く取り組みが行われています。
(掲載写真については、富良野市社協及び学生の承諾を得ています)


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