皆さんは「社会福祉協議会」(以下、「社協」と表記)というものをご存知でしょうか?多くの方は聞きなれないかもしれません。「社協」とは、戦後の日本の地域福祉を進める民間組織として、全国・都道府県・市町村に設置されています。
今回は、この夏にヒアリング調査に伺った「富良野市社会福祉協議会(北海道)」の様子をお伝えします。
富良野市社会福祉協議会(以下、「富良野市社協」と表記)は、1971(昭和26)年に設立され、住みなれた地域で生活を続けることができる「福祉のまちづくり」の実現を目指した様々な実践を行なっています。「社協」には、地域の皆様が福祉サービスを利用、あるいは福祉活動をスムーズに行うため、社会福祉士をはじめとする様々な専門のスタッフが働いています。しかし、富良野市社協には、ユニークな立場のスタッフがいます。
彼女の名前は“ビビアン”(ラブラドールレトリバー 10歳半)、二代目のセラピー犬として、動物愛護センターからやってきました。現在、社協のスタッフとして「見守り課 癒し係」に配属され、日々活躍しています。彼女(ビビアン)は、毎日、富良野市社協の事務局に出勤し、訪れる地域の方々の「癒し」に貢献しています。富良野市社協に併設されている「デイサービスセンター」では、利用されている高齢者の皆様の「アイドル」として活躍しています。