去る8月22~24日、九州大学で開催された日本教育学会第73回大会に参加して来ました。私の専門は教育社会学という分野で、機会や学歴の研究をしていますが、学会ではさまざまな視点を学ぶことができて視野が広がり、とても良い刺激になります。天候不順の最中(さなか)、勉強しろと言わんばかりに雨も上がり、集中して、研鑽を積んで参りました。来年のお茶の水女子大学での開催も楽しみです。
大学院生だった頃、「論文を書いてない人は、存在してないと同じ。読まれない論文は、書いてないと同じ。」という言葉を教えてもらったことがあります。世の中を騒がせたSTAP論文の研究不正の背景に、論文の影響力を巡る激しい競争があると指摘する新聞記事の中で、やはり、この言葉が取り上げられていました。人と社会のためにある学術研究において基準の高さは共通であり、英語にも同じ趣旨の言葉があるそうです。参加者たちは皆、真剣に発表を聴き、教育を論じていました。
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日本教育学会に参加して来ました
教員コラム
2014.09.25