認知症サポーター養成講座は、認知症について正しく理解し、認知症の人と家族を温かく見守り、支援する応援者を養成する講座です。関東学院大学社会学部では昨年度に引き続き、今年度も認知症サポーター養成講座を開催しました。
認知症について講師からのお話、共催してくださった西金沢地域ケアプラザおよび釜利谷地域ケアプラザの職員から認知症とそのご家族の方へのサポート事業の紹介、金沢区役所職員から区における認知症理解への取組の案内、実際に認知症の啓発活動に参加した学生たちからの発表等、内容の濃い講座となりました。
認知症サポーター養成講座で発表する学生達の様子
受講後の感想では「受講前は認知症にマイナスなイメージがあったのだが、それが大きく変わった」「認知症の方にどういう対応すればいいのかわかって勉強になった」というものが非常に多くありました。
また、学生の体験談から「自分も認知症を広めるイベントに参加したいと思った」「認知症の人も地域の一員であることがわかった」との感想も見受けられ、学生という立場でもいろいろなことができるという気づきの機会になったのではないかと思います。
今回の講座では、地域の方も含めて127名の認知症サポーターを養成することができました。
近い将来、4人に1人は認知症またはその予備軍になるといわれています。認知症はいまや他人事ではなく、身近な家族や友人、自分自身もなる可能性があるのです。認知症についての正しい知識や理解、それを広めるために自分ができることを考え、行動することが自分や大切な人の暮らしやすい社会を作ることにつながります。関東学院大学社会学部では、学生のみなさん地域のみなさんと引き続き、考え・行動していきたいと思っています。
全員でオレンジリング(養成講座受講の証)を掲げて
認知症サポーター養成講座を開催しました。
お知らせ
2019.01.21