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社会学部での学びと社会連携

関東学院大学は社会連携を重視していますが、社会学部でも「調査」「実習」「協働」「制作」など、
多様な形での社会連携を進めています。

社会学部では、こうした社会連携を軸とした教育を通じて、「多様な存在である個人」を理解し、尊重することができ、
実際に社会問題を解決していく方法を考案できる実践力のある人材の育成をめざしています。

さまざまな課題に向き合う際の感受性や、他者の苦悩に共感する力は、より重要になっていきます。

社会学部では、インタビュー調査や統計調査など、各種の調査技法についての教育を行います。
人と向き合い、話をきくときの態度や姿勢といった基本的な「人間力」の部分でも訓練をおこないます。

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フィールドワーク

フィールドワークとは、簡単に言えば現地調査を行うことです。写真は、沖縄戦の激戦地である伊江島で、戦争や基地の歴史、その継承の取り組み等を学んだ時の一場面です。このように、実際に現地に行って活動したり、人に話を聞いたり、自分の五感で地域の様子を感じることが、フィールドワークの基本です。有意義なフィールドワークを行うためには、事前にその地域のことを調べて、どのような調査を行うかきちんと企画を立てることが大切です。そのためには、様々な調査法の知識を身につけておくことも欠かせません。実際のフィールドワークでは、お店の人に話しかけてみたり、イベントに参加したり、資料を見たり、様々な形で経験を重ねます。そして、これらの体験の記録が立派な調査データになります。

小川 陽平
実際に現地に赴き、その空気を吸って住民の方々と関わる事で、講義の内容を深く理解することができました。自分事として調査に向き合うことで、フィールドについての理解を深めると同時に、自分自身の生き方について考える場面が増えたと思います。多様で特別な刺激を受けられることがフィールドワークの意義だと感じます。

社会調査演習

インタビューやアンケート調査といったさまざまな社会調査のスキルを実践的に磨いていきます。授業では、社会で生じている問題に応じたテーマを設定します。例えば、環境問題を扱うクラスでは、エネルギーやごみの問題に取り組んでいる人々を対象としたインタビュー調査を実施します。
こうした問題についての理解を深めつつ、調査を実施します。そしてインタビューやアンケートで得られたデータの整理と分析から、報告書の作成に至る作業に取り組みます。それぞれの調査の準備と実施、収集したデータの分析と報告書の作成を通して、質的調査や量的調査の過程を体験し、調査の技法を修得していきます。

高島 成未
社会調査演習では地域社会の課題を探求し、解決策を考えます。地域で活躍している方へのインタビューやデータ分析から具体的な課題を見つけ、その解決策をメンバーで検討していきます。準備の大変さを感じることも多かったですが、文献だけではわからなかった課題や問題解決への新たな視点を見つけられたことが大きな達成感につながりました。

ソーシャルワーク実習

ソーシャルワーク実習では、講義や演習で学んだ知識と技術を、現場の実践を通して具体的に活用する能力を身につけます。社会福祉士をめざす学生は、およそ1か月半の実習のなかで利用者とコミュニケーションを図る技術、生活上のニーズを把握して解決策を考える能力、福祉制度やサービスの利用に関する具体的な知識、関連する様々な機関や専門職と連絡・調整を行う方法などを現場のソーシャルワーカーから実践的に学びます。実習終了後には現場の指導者や教員を交えて実習シンポジウムを行い、実習での体験から得た知識と課題をより深めることができます。

富澤 直隆
ソーシャルワーク実習では専門的な知識を学ぶだけでなく、施設の一員として地域の方々と深く関わるため、人としての責任感や新たな福祉観が芽生えます。実習指導やシンポジウムも含めた一連の体験から、将来役立つ自分の強みや考え方を見つけることもできます。福祉は多様な解釈が存在する難しい分野ですが、その分やりがいも大きいです。

国際社会福祉演習

国際社会福祉演習は、社会福祉に関する視野を広げるとともに、国際的な視点から日本の社会福祉の現状を見つめ直すことを目的として実施される、フィールドワークを中心とした科目です。近年は韓国とフィリピンを交互に訪問し、現地の大学生との交流や社会福祉に関わる施設等の見学を通して、訪問した地域の社会問題や福祉制度の現状を学んでいます。授業では事前学習と事後学習をしっかり行い、全体の成果を報告書にまとめて発表しています。この過程を通して、訪問国についてもっていたイメージや事前学習で得た知識と、現地で実見・体験した現実とを対比することができ、フィールドワークの内容が充実したものとなっていきます。

福田 治寿
マニラ首都圏にあるセントメリーズカレッジ・ケソン校を拠点に、現地の大学生との交流や児童養護施設の見学を含む様々な活動を通してフィリピンの文化や社会福祉の現状を学びました。現地の方々と様々なアクティビティや食事をともに楽しみながらコミュニケーションを図れたことで、この授業でしか体験できない充実感を得られました。

コンテンツ制作

(テレビ番組、雑誌編集、イベント)

「番組を制作・放送する」ことは「社会を学ぶこと」
「番組を作ることで、編集技術を総合的に学ぶ」
これがメディア・コンテンツ演習の醍醐味です。演習ではJ:COM横浜と提携し「大学生の時間」という番組を制作しています。
「番組を作る」といっても、話はそう簡単ではありません。企画立案、情報収集、テーマ決め、取材など様々な作業を繰り返し、シナリオを作成。撮影、編集を行い、最終的にテレビ局のチェックを受けて、やっとのことで番組が完成するわけで、その道のりは、それなりに長いのです。
しかし、これら一連の作業は、結局のところ「編集技術」の全てを経験することに他なりません。情報のインプット、プロセッシング、そしてアウトプット=音と映像を介したプレゼンテーション……番組を作るという創造的行為、実は社会に出てから行うあらゆる種類の「編集」という作業を一度に学ぼうとする”贅沢な演習”でもあるんです。この演習で、みなさんもディレクター経験をしてみてください。

長谷川 史香
取りあげる番組は教育、バラエティ、ショートドラマなどさまざま。自分の理想を現実にし、映像を創ることが出来ます。プロが使用する編集ソフトで制作ができることもかなり魅力です。映像制作のプロセスを一貫して学べる、この授業はとても貴重。みなさんもぜひ、普段の授業とは違ったクリエイティブな経験をしてみませんか?

動画紹介

地域連携オフィス コミュリエ

授業とは別に、社会学部の学生が、実社会における学びの機会を増やすため、地域と学生を繋ぐハブとして、ボランティアなどの課外活動サポートをしています。地域や福祉施設などから依頼される学生参加のボランティア活動を取りまとめ、まずはコミュリエの担当者が先方の様子を確認し、その後、KGUポータルなどを通じて学生へ紹介しています。学校や施設へのボランティア活動をはじめ、留学生と日本人学生が交流する企画や、金沢区社会福祉協議会と他大学と共催で『地域ケアプラザ』のボランティア体験など実践講座を行っています。また、地域の防災ボランティアと社会学部のゼミ生が共催した『防災フェスティバル』もサポートしました。こうした社会活動の実行・振り返りで、より多くの『学びと問題解決の好循環』を生み出したいと考えています。学生たちが何でも気軽に相談でき、社会に出てからの自分を助ける経験に出会える場所になればと思っています。

服部コーディネーター
私は、この大学の社会学部の前身である文学部現代社会学科のOGです。大学卒業後、就職、出産、こうして今、子育てしながら、母校のコミュリエで学生や地域の方々をサポートしています。学生の方々には、小さなことでも気軽に相談してもらえるとうれしいです。

 

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