教員紹介

社会学部教員コラム vol.82

2015.10.16 現代社会学科 千錫烈

岩手県岩泉町立岩泉小学校図書館の支援活動 ~司書教諭課程の専門性を生かした震災支援~

 東日本大震災から4年半の月日が経ちましたが、復興の道のりはまだまだ道半ばです。本学の復興支援活動の一環として、2015年8月25日~27日にかけて、司書教諭課程を受講する学生を引率して、岩手県岩泉町の岩泉小学校図書館の支援活動を行ってきました。(司書教諭とは学校図書館担当の教員のことで、本学では全学部で司書教諭の資格を取得することができます。)
 
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図書をジャンルごとに並び替え
 
 訪問した岩泉小学校は山沿いの地域にあり、震災による大きな被害はなかったのですが、海沿いの地域では津波の被害もあり、仮設住宅などで不自由な避難生活を続けている人たちもいます。また町内には書店が1軒もなく、子ども達が図書に出会える場所は町立図書館と学校図書館に限られます。学校図書館は子ども達の読書習慣を形成するための施設として非常に重要な役割を担っています。
 
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子ども達と一緒にイラストシールを図書に貼っていきます
 
 もっと子ども達にとって使い勝手が良い図書館にしたいという先生・保護者・ボランティアの方々の要望をもとに、学生達とボランティアの方々とで学校図書館のリニューアルを行いました。
 
 図書館では通常は日本十進分類法という分類を行い数字の番号順に図書を並べていきます。(図書館の本の背ラベルに数字が書いてありますが、それが日本十進分類法です)しかし、小学生には分類番号の理解は難しいので、イラストシールを使って、「歴史」「動物」「ボランティア」「音楽」といったジャンル別に図書を並べ替え、一目でわかる工夫をしました。放課後には図書委員会の子ども達も一緒に作業を手伝ってくれて、リニューアルした図書館を大変喜んでくれました。
 
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工作の本はハサミのシールを貼っていきます。
 
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クイズの本には?マークのシールです。
 
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リニューアルした図書館に子ども達も大喜び
 
 今回は学校図書館の支援活動だけでなく、岩手県立図書館を訪問して、震災資料の収集状況のレクチャーを受けたり、津波の大きな被害を受けた宮古市田老地区の「学ぶ防災」ツアーに参加して災害や復興の状況について学生達は大いに知見を深めることができました。
 
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保護者ボランティアの方々と
 
 来年度も被災地の図書館への支援活動を続けていく予定です。図書館司書課程を受講してぜひボランティアに参加してみてください。
 
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岩手県立図書館でのレクチャーの様子
 
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宮古市田老地区の「学ぶ防災」ツアーの様子
 
 
 
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