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バリアフリー調査を通して

教員コラム
2009.06.04
現代社会学科
山口 稔

日本でバリアフリーといえば、

障害者や高齢者などが社会的生活をするうえで支障となる

物理的・意識的・制度的な障壁(さえぎり)を取り除いた状態をいいます。

この言葉は英語では、より限定的に物理的な障壁を指すものと考えられ、

むしろアクセシビリティという用語のほうが使用されています。

街を歩くと段差をなくすなど、

バリアを取り除いた施工が目につくようになりましたが、

現実的にはまだまだ普及していないと感じられます。

関東学院文学部には、障害をもった学生が在籍しています。

そこで、昨年度、私のゼミナールでは、文学部だけではなく、

関東学院中高、関東学院六浦中高のバリアフリー調査を行い、

教室、エレベーター、トイレなどの改善の提案をまとめ大学に報告をしました。

学生の感想には、

 

「建物の障害を取り除くことも大切だけれど、みんながバリアフリーに興味を持つことが

大切だと思う。」

 

「段差解消などではなく、人が手を差し伸べることができる環境を整えることも重要

だと思う。」

 

「今回のバリアフリー調査を通して、普段自分自身が何不自由なく過ごしている学校にも

さまざまな障害があることに気づくことができた。」

 

「バリアフリーには、使いやすく簡素であること、より使いやすくするために便利であること、

気持ちよく使えるような配慮があること、そして、将来改造するためのスペースの余裕を

確保しておくことが大切。」

 

などがあり、調査を通した学生の成長がみらました。

 

(現代社会学科 山口  稔)


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