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「つながること」を「つくり出す」~「地域福祉」の実践現場から~

教員コラム
2023.10.18
現代社会学科
小沼 春日

皆さんは「社会福祉協議会」(以下、「社協」と表記)というものをご存知でしょうか?多くの方は聞きなれないかもしれません。「社協」とは、戦後の日本の地域福祉を進める民間組織として、全国・都道府県・市町村に設置されています。
今回は、この夏にヒアリング調査に伺った「富良野市社会福祉協議会(北海道)」の様子をお伝えします。

富良野市社会福祉協議会(以下、「富良野市社協」と表記)は、1971(昭和26)年に設立され、住みなれた地域で生活を続けることができる「福祉のまちづくり」の実現を目指した様々な実践を行なっています。「社協」には、地域の皆様が福祉サービスを利用、あるいは福祉活動をスムーズに行うため、社会福祉士をはじめとする様々な専門のスタッフが働いています。しかし、富良野市社協には、ユニークな立場のスタッフがいます。

彼女の名前は“ビビアン”(ラブラドールレトリバー 10歳半)、二代目のセラピー犬として、動物愛護センターからやってきました。現在、社協のスタッフとして「見守り課 癒し係」に配属され、日々活躍しています。彼女(ビビアン)は、毎日、富良野市社協の事務局に出勤し、訪れる地域の方々の「癒し」に貢献しています。富良野市社協に併設されている「デイサービスセンター」では、利用されている高齢者の皆様の「アイドル」として活躍しています。

彼⼥(ビビアン)は、元の飼い主さんが病気・障がいにより⾼齢者福祉施設に⼊所したため、やむを得ず離れ離れになり、動物愛護センターに預けられました。動物愛護センターから譲渡先である富良野市社協には、飼い主さんの情報は公表しないことになっていました。ある⽇、広報誌「富良野市社協だより」で、ビビアンがセラピー⽝として活躍している記事が紹介されました。この記事を偶然に⾒かけた元の飼い主さんから富良野市社協へ連絡があり、数年ぶりに感動の再会を果たすことができました。
地域福祉を進めていく上で、「つながる」ことがとても重要なキーワードになっています。ビビアン(セラピー⽝)と富良野市社協は、このように、様々な事情で分断された要素を「つなぐ」という重要な役割を実践しています。
(掲載写真については、富良野市社協の承諾を得ています)


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