今年は、群馬県南牧村を訪ねます。
(行政関係のひとたちと)
ここには過疎化や高齢化のために存続が危ぶまれている「限界集落」がいくつかあります。
都会のメディアは、日本一の過疎として知られるこの村の限界集落の「悲しさ」を、一様に報じてきました。
もちろん、そうした面もあることでしょう。
今後、そうした集落は消えゆく運命にあるのかもしれません。
しかし、わたくしたちが伝えるべきことは、それだけなのでしょうか。
(村役場で説明を受ける)
フィールドワークは、発見の旅です。
予習をすることもありません。特別な才能も要りません。
必要なのは、社会科見学で町工場を見学したあの頃の、あなたがたの生き生きとした目なのです。
(村長を囲んで)
何はともあれ、現地に赴いてその地を肌で感じてみましょう。
大地を踏みしめ、じっと目を凝らします。
土が、落ち葉が、何かを語りかけてくることでしょう。
人びとの話に耳を傾けます。
そこには、メディアが伝えることのなかった、もうひとつの世界が発見を待っています。
(味噌造りについてインタビュー)
(味噌蔵を前に)
さあ、みなさんも、「社会調査演習」の旅に出てみませんか?
(名物「下仁田すきやき」を前に)
(現代社会学科 吉瀬雄一 先生)