関東学院大学では、図書館司書課程は全学部・全学科の学生が履修することができます。ですので、図書館司書課程は金沢文庫キャンパスの社会学部や国際文化学部はもちろん、金沢八景キャンパスから経済学部や法学部や人間共生学部の学生たちも受講しています。
ちょうど横須賀市立南図書館と北図書館から読書週間に合わせて、本学の司書課程の学生が参加する図書館企画を行いたいとの依頼をいただきました。横須賀市立図書館と相談をして、南図書館では『大学生が中高生にすすめる本』と題して紹介POPを作成して展示をすることにしました。
南図書館担当の学生たちは、少しでも立ち止まって図書を手に取ってもらえることを念頭にそれぞれが創意工夫をしながら紹介POPを作成しました。紹介する図書もミステリーやライトノベル・歴史・絵本・科学やファッションなどバラエティ豊かな図書の紹介になっています。
展示が始まると南図書館では開始直後から反響があり、中高生のみならず多くの来館者の方がPOPに足を止め、3日間ほどで半数以上の図書が貸出されました。
また、北図書館では国際文化学部と法学部の女子学生が『私の人生の中の1冊』をテーマに幼少時から今まで自分たちが読んできた本の紹介と、『推せる!学問 関学生選書』と題して各学部の専門性に沿った図書の展示棚の作成を行いました。
『関学生選書 私の人生の中の1冊』では、「妖怪レストランシリーズ」の絵本から、「アンネの日記」や折原みと・森絵都・恩田陸・重松清といった人気作家の作品まで、こちらもいろいろなジャンルの本を紹介しています。反響も大きく、展示開始から数日で大半の図書が貸出され、特に「妖怪レストランシリーズ」は多くの子ども達が借りていってくれました。
『推せる!学問 関学生選書』では、国際文化学部の学生は「ドイツ」「文化人類学」を、法学部の学生は「憲法・法律」をテーマに児童書や入門書から一般書まで紹介をしています。そして、図書館司書課程に関する図書も数冊ですが紹介しています。
北図書館での展示企画も好評で神奈川新聞(2018年11月3日)にも掲載されました。
大学生のお薦め本を展示 横須賀市立北図書館、18日まで|カナロコ|神奈川新聞ニュース
今回の企画は図書館司書課程の「児童サービス論」で学んだ知識とスキルを活かして、行われました。図書館司書課程では、このような実践的なサービスラーニングを様々な形で展開しています。
全学部全学科の学生さんが学ぶことができますので、ぜひ図書館司書課程を受講してください。
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司書課程学生の横須賀市立図書館での展示企画
教員コラム
2018.12.21