保護者の方へ

保護者の方へ
かなり突然ではありましたが、卒業生が研究室を訪ねてくれたことがありました。就職した会社を辞めて転職したので、卒業証明書を取りに来たとのこと。最初の会社がいわゆる「ブラック企業」であったため、早めに退職して中途採用での就職活動を行い、無事に内定をもらった…。話を最後まで聞いたときには、本当に胸を撫で下ろしました。最初の会社に入ろうと決めた際、ブラック企業の兆候はなかったのかと尋ねましたが、分からなかったということでした。注意はしていたようですが、それでも避けられなかったようです。

ブラック企業に入社してしまうという不幸な事態は避けるに越した事はありません。しかし、注意していても避けられないことがあります。同じようなことは、人生の他の場面でも起こりえます。大切なことは、不幸な事態に陥ってしまったときに、そこから立ち直るための回復力=レジリエンスを持っていることでしょう。学生の関心は、ともすれば、就職に直結するスキルに傾きがちですが、回復力は、短期的な視点で身につくものではありません。

回復力を意味する「レジリエンス」という言葉は、東日本大震災をきっかけにして、広く使われるようになりました。学術用語としては90年代から使われていましたが、最近ではテレビなどでも頻繁に用いられるようになりました。歴史的な大災害による被害を克服し、復興を目指していくという大きな課題の解決に向けたキーワードとなっています。言うまでもなく、長期的な視点に立った、粘り強い取り組みが求められる課題です。

関東学院大学社会学部でも、このレジリエンスを教育・研究のためのキーワードにしていますが、そこには、いくつかの願いを込めています。1つは、社会学や社会福祉学の学びを通じて、日本社会が抱える課題の解決に貢献しうる人材を育てたいという願い。もう1つは、ひとり一人の人生においても、逆境に強い人間に育ってほしいという願い。

いずれも長い目でみた取り組みが必要ですが、就職などの進路を意識しつつ、じっくりと学修することは、容易ではありません。学生の落ち着いた学修には、保護者の皆様の協力が不可欠です。大学での学びが学生の一生を支えるものとなるよう、ご協力をいただければ幸いです。

父母懇談会について

関東学院大学では毎年、大学とご父母とのコミュニケーションの場として「父母懇談会」を開催しております。詳細は、5月中旬から6月上旬の間に配布する「父母懇談会のご案内」をご確認ください。

当日のプログラム一例(関東(神奈川)地区を除く)

時間 内容 備考
12:30 受付開始
13:00 全体説明会

・大学の近況

・学生生活・教務・就職に関する説明
各担当者がご説明いたします。
14:30 学部教員との個別面談 予約制。ご希望の方のみ。
  • プログラム途中のご参加も可能です。関東(神奈川)地区は学部により内容が異なります。
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